たくさんある山形市の企業の魅力を、そこで働く若手社員が生き生きと活躍する様子を通じて、広くご紹介します。
▼株式会社ハッピージャパン
大河原大聖(おおかわらたいせい)さん
株式会社ハッピージャパンは、3つの海外拠点と60カ国の販売ネットワークでグローバルな製造・販売を行う創業100年を迎えた機械メーカーです。2021年には、「ユースエール認定企業」として、厚生労働大臣の認定を受け、若者の採用と育成に積極的に取り組んでいる会社です。
今回は、産業機器の設計担当として働く入社3年目の大河原大聖さん(高畠町出身山形大学工学部卒)に、お話を伺いました。
▽何をしている会社?
弊社は、家庭用ミシンの製造を原点に、工業用刺しゅう機や半導体関連装置、オーダーメイドの産業用機器を製造し、設計開発から販売・メンテナンスまで自社で一貫して行っています。「製品を通して世界中の人々を幸せにしたい」という思いが社名「ハッピージャパン」に込められています。
▽入社のきっかけは?
学生時代、ミシンを使うアルバイトをしていました。ミシンに興味を持っていたときに、オンラインの合同企業説明会で、山形市にミシンを作っている会社があるということを初めて知りました。その後、企業訪問の際に設計者から直接話を聞いて、先輩社員の仕事に対する熱意を目の当たりにして、自分もこうなりたいと感じたことが入社の一番の決め手になりました。
▽入社してみて働きやすいと思うところは?
新入社員は入社後の6カ月間の研修期間に、社内の全ての部署を経験した上で、会社との面談で希望を伝え、正式な配属先が決まります。採用3年以内の社員の離職率が7%(全国:32.3%)と低いのは、配属された部署で納得感をもって業務に向き合えることが、理由の一つだと思います。
入社前は、周りに相談しにくい環境なのではないかと不安もありましたが、実際は全然違いました。例えば、設計には機械設計と電気回路等の制御設計があり、それぞれ別の者が担当しています。機械を動かすためには、お互いが綿密に連携する必要がありますが、意見が言いやすく、雰囲気がとても良いと感じます。
チーム内で定期的にミーティングを行い、業務の進捗(しんちょく)状況を全員で共有するため、休みの計画が立てやすく、有給休暇を取りやすい環境が整っています。
▽今後の目標は?
自分が設計したものが製品化されるのは楽しく、やりがいを感じています。今は、まだ先輩から指摘を受けて修正を繰り返していますが、これから多くの経験を積んでいきたいです。自社一貫生産が弊社の強みなので、装置を理解し、設計から製品の納品・アフターフォローまで担当できるようになることが目標です。
問合せ:働きやすさ追求室
【電話】内線411
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